ウロコインコの食事ガイド|主食・副食・おやつのバランスとは?

「ウロコインコには何を食べさせればいいの?」
「ペレット?シード?おやつってあげていいの?」
お迎えしたばかりの頃は、こんな疑問でいっぱいになりますよね。
結論:ペレットを主食に、副食やおやつは“補助的”に取り入れればOK!
栄養バランスを考えた食事を整えることは、ウロコインコの健康寿命を延ばすための第一歩。
でも、細かいルールを覚えなくても大丈夫。この記事では、
- ペレット・シードの違い
- 副食やおやつの意味と与え方
- 注意すべきNG行動と調整のコツ
などを、初心者にもわかりやすく、実践しやすい形でまとめています。

かわいさのあまり、ついおやつをあげすぎちゃいそう…
そんなあなたも大丈夫。
一緒に、ウロコインコにとって“ちょうどいいごはん”を考えていきましょう!
- ペレット・シード・副食・おやつの違いとそれぞれの役割
- ウロコインコにとって理想的な食事バランスと与え方のポイント
- NGになりがちな「やりすぎ」や「偏り」を避けるコツ
🟩ウロコインコの食事は『バランス』が命
ウロコインコの健康を守るためには、主食・副食・おやつのバランスが何よりも大切です。
「好きなものだけ食べさせればいいのかな?」と迷う方も多いですが、栄養の偏りは肥満や病気の原因になります。
🍽 食事の基本構成はこの3つ!
- 主食(ペレット+少量のシード)
⇒ 総合栄養をカバーするメインのごはん - 副食(野菜・果物)
⇒ ビタミン・水分・食物繊維を補う - おやつ(粟穂・ドライフルーツなど)
⇒ トレーニング・ごほうびに使う特別枠!
📌バランスの目安:
- 主食:70〜80%
- 副食:10〜20%
- おやつ:5%以内(週数回まで)

おやつも美味しんだけど、やっぱりメインはペレットだね!
🎯 食べる量と調整の目安
- 1日の食事量:体重の10%が目安(例:80gなら約8g)
- 換羽期・成長期・シニア期:栄養補給を意識してペレットや副食を調整
- 季節:夏は水分補給を、副食でサポート
📝 変化をつける工夫も大切!
- 副食の野菜や果物を日替わりでローテーション
- フードカップの位置や与え方を変えて食事に“楽しい刺激”を
- おやつは毎日ではなく、頑張った日・仲良くなったときのごほうびに
📌観察ポイント:
- 食べ残しやフンの変化は体調チェックのヒント
- 食事の内容・食べ方をメモしておくと変化に気づきやすくなります

普段と違う食事でお腹を壊しちゃう子もいるよ!

🟩ペレット vs シード|どっちが主食に向いてる?
「ペレットとシード、結局どっちをあげたらいいの?」
初めての飼育では、ここで迷う方がとても多いです。
結論:ペレットを基本の主食に、シードは“少量のごほうび”として活用するのが理想的です。
✅ ペレットとシードの特徴比較
比較項目 | ペレット | シード |
---|---|---|
栄養バランス | ◎ 総合栄養が1粒に凝縮 | △ 偏りあり(脂肪が多め) |
健康面への影響 | ◎ 長寿・内臓病予防に効果的 | △ 肥満・栄養欠乏のリスク |
食いつき | △ 慣れないと食べないことも | ◎ 好んで食べる子が多い |
与え方 | 主食として70〜80%が目安 | ごほうびや変化用に週数回 |
保存・管理 | 密閉保存・酸化注意 | 比較的管理しやすいが虫のリスクあり |

なるほど!自然なもの=良いとは限らないんだね…バランス重視が大事か〜
🔄 ペレット切り替え時の注意点
「うちの子、ペレットを食べない…」という場合は、以下の方法でゆっくり切り替えてみましょう。
✔ 混合食で少しずつ慣れさせる
- 最初はペレットとシードを5:5くらいで混ぜる
- 徐々にペレットの割合を増やし、2〜3週間かけて移行
- 毎日、食べ残しやフンの状態を記録して観察
✔ メーカーごとの違いを試す
- ペレットはメーカーによって粒の大きさ・香り・味がかなり異なります
- 「色付きタイプ」→「ナチュラルタイプ」と段階を踏むのも効果的です

最初は『なにこれ!?』だったけど、ぼく今じゃペレット派だよ〜!
🚨どうしてもペレットを食べない子の場合
無理に切り替えようとして、食べなくなってしまうのは本末転倒。
その場合は、以下の対策で栄養補助をしましょう。
- シード+青菜や野菜を併用
- 獣医師推奨のビタミン・ミネラルサプリを使う
- 定期的に健康診断を受けて、栄養状態をチェック
📦 ペレットの保存方法も忘れずに!
- 湿気や酸化に弱いため、開封後は密閉容器に移して冷暗所保存
- 開封から1〜2ヶ月以内に使い切るのが理想的
- においが変わっていたら、劣化している可能性あり!

うちでは、タッパーに珪藻土スプーンを入れて対策しているよ!

🟩副食とおやつの役割とおすすめ食材
ウロコインコの毎日の食事は、主食のペレットだけでは完結しません。
健康を支え、飽きずに楽しめる食生活をつくるには、副食とおやつの役割がとても大切です。
副食でビタミンや水分を補い、おやつで信頼関係を築きながら、楽しく健康管理をしていきましょう。
🥦 副食の役割とおすすめ食材
副食は、主食だけでは補いきれない栄養素をカバーする大事な食材です。
特にビタミン・ミネラル・水分補給に役立ちます。
✔ 野菜(毎日与えてOK)
おすすめ野菜 | 栄養ポイント |
---|---|
小松菜・チンゲンサイ | カルシウム豊富・アクが少ない |
にんじん・かぼちゃ | βカロテンが豊富(加熱してもOK) |
ブロッコリー・パセリ | ビタミンCや抗酸化作用あり |
💡 旬の食材でバリエーションを!
枝豆・豆苗・ズッキーニ・焼き芋なども、ウロコインコに人気です。
✔ 果物(週2〜3回、少量)
- りんご(種を除く)
- バナナ
- いちご
- ブルーベリー
- マンゴー
🍎 果物は糖分が多いので、少量を意識して与えましょう。
📌 避けるべき危険食材
危険食材 | 理由 |
---|---|
アボカド | 中毒症状を引き起こす危険あり |
ネギ・玉ねぎ・ニラ類 | 血液障害の原因に |
チョコレート・カフェイン | 神経毒性あり |
塩分・糖分の多い人間の食べ物 | 肝臓や腎臓に負担がかかる |

“ちょっとだけなら…”って思ってたけど、怖い食材もあるんですね。気をつけます!

避けるべき危険食材はほかにもあるから、普段食べないようなものは調べるクセをつけよう!
🍘 おやつの役割と注意点
おやつはウロコインコにとって、信頼関係を築くための“ツール”です。
毎日のごほうびやトレーニングのご褒美に最適ですが、与えすぎは厳禁。
✔ 与えてOKなおやつ(週2〜3回まで)
- 粟穂(自然なおやつとして人気)
- ヒマワリの種(脂肪が多いので1粒ずつ)
- 無添加ドライフルーツ(少量)
- オーツ麦やかじりま専科(市販品)

おやつはたまに食べるから、おいしいんだよね〜♪
✔ おやつの注意点
注意点 | 内容 |
---|---|
与えすぎNG | 肥満・脂肪肝・偏食につながる |
毎日与えない | ご褒美感が薄れ、主食を食べなくなることも |
全食事の5%までに抑える | 例:1日8gの食事ならおやつは0.4g程度 |
🧊 補足:スムージーや工夫の例
- 副食に飽きてきたら…:手作りの“バナナ+りんご+水”スムージーをほんの少量だけあげると、喜ぶ子もいます(乳製品は基本NG)
- 市販のおやつを活用:かじり木付きのおやつや、果物スティックなども市販されているので、安全性を確認して選びましょう

🟩食事量と内容の調整|体重・年齢・季節に合わせて
ウロコインコの健康を守るカギは、「その子に合った量と内容」で食事を調整すること。
年齢や季節、体調や運動量によって必要な栄養は変化します。
🐥 食事量の基本は“体重の10%”
- ウロコインコの1日あたりの食事量目安は「体重の約10%」。
例)体重が80gの子 → 食事量は約8g
💡副食・おやつも含めてこの目安内に収めましょう。
📏 食事量の測り方のコツ
- 食器に入れた量 − 残った量 = 実際に食べた量
- シードの場合、殻を取り除いて計算するとより正確です。
- ペレットはこぼれた分を踏まえた目安でOK。
📌 体重測定(できれば毎朝同じ時間に)もセットで行うと、より安心です。
📈 年齢別|食事内容のポイント
年齢・時期 | 特徴 | 食事の注意点 |
---|---|---|
雛〜幼鳥期 | 成長期で食欲旺盛 | 栄養豊富なペレットを中心に。副食は少量ずつ。 |
成鳥期 | 安定した活動期 | バランスを重視し、副食で変化をつける。 |
換羽期 | 羽づくろいで体力消耗 | パセリ・小松菜などのミネラル強化、副食で補助。 |
シニア期(6歳〜) | 消化機能が低下 | 柔らかく・刻んだ副食を少量ずつ与えるのが理想。 |

ぼくも年をとると、ちょっとずつ“やさしいごはん”が嬉しくなるんだ〜!
🌡 季節別|調整ポイント
- 夏場:水分を多く含む副食(きゅうり、果物)で熱中症予防&水分補給。
- 冬場:消費カロリーが増えるので、エネルギー補給のために主食量を少し増やしてもOK。
- 梅雨時期や気圧変化の多い季節は、消化の良い副食(にんじん、かぼちゃ)で体調をサポート。
🏃♂️ 運動量に合わせて量も調整
- 放鳥時間が長い・よく遊ぶ子は、少し多めでもOK。
- ケージ内で静かに過ごす日は、控えめにして肥満予防。
📌副食やおやつは「全体の10〜20%以内」に抑えるとバランスが取りやすくなります。
🧠 異変に気づくヒントにも
- 体重が急に増減したら要注意!
3日以上続いたら、栄養失調や病気の可能性も。獣医師に相談を。 - 毎日同じ時間に体重+便+食べ残しのチェックを習慣化しましょう。

“いつも通り”が通じないときこそ、変化に気づける飼い主さんが頼りになるのです。

🟧注意すべきNG行動・失敗例
食事の管理は、ちょっとした「思い込み」や「うっかり」で健康に影響を与えることも。
ここでは初心者がやりがちなNG例とその理由を紹介します。
NGパターン | 理由 |
---|---|
シードだけを主食にしている | 栄養が偏りやすく、ビタミン・ミネラル不足や肥満の原因に。 |
おやつを毎日あげている | 脂質過多や偏食、肥満の原因になり、健康寿命を縮めることも。 |
人間の食べ物を与える | 塩分・糖分・カフェイン・添加物は鳥にとって危険!命に関わるケースも。 |
食べた量を把握していない | 実は「食べてない」ことに気づけず、体調悪化を見逃す恐れがある。 |
食事内容をまったく変えない | 鳥も飽きる。変化のない食事は偏食やストレスにつながることも。 |

【シード=自然で安心】だと思ってたけど、栄養の偏りがあるんですね…見直します!
📌意識したいのは変化に気づく目と偏らない食事。
ルーティンになりがちな毎日だからこそ、小さなサインの見落としに注意しましょう。

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✅ まとめ
- ✅ 主食はペレット中心、シードはあくまで補助として。
- ✅ 副食(野菜・果物)やおやつはバランスと頻度を意識して与えよう。
- ✅ 年齢・季節・体調に合わせて食事内容を微調整するのが大切。
- ✅ 「食べた量・便の状態・食べ方の様子」など日々の記録が健康管理のカギ。

”ごはん”は健康の基本だよ。インコが元気で長生きできるように、今日からバランスごはんを意識してみよう!
📌 一言メッセージ:
「ごはんの質が、暮らしの質になる!」
初めてでも大丈夫。できることから少しずつ、ウロコインコとのごはん時間を楽しんでいきましょう。